相方のUSBメモリのなかに、懐かしい画像を発見した。 会社のPCに保存していたものらしい。 わが家に来て3日目?くらいのむく。 生後2ヶ月半ほどか。 あぁ、なんてかわいんだろう…(親バカ)。 実家の親には大きすぎる耳のためか、「これってほんとに猫?」と聞かれたものだが(確かにちっと野生動物っぽい… ^^;)、手のひらに乗りそうなくらい(700g位だった)小さなむくに初めて対面したときは、「こんなかわいい子と暮らせるんだ…」と感激したものだ。 けれどもむくはまるでノラちゃんの子のようにとても用心深く、家に着いてキャリーの扉を開けても一向に出てこようとはしなかった。 ねこじゃらしを振って、何とかだましだまし出てこさせたが、あっという間にテレビ台の下にもぐりこんでしまった。取り付くしまもない。ご飯のときだけ這い出してくる。 しょうがない、少し様子を見ようか、ということになった。 次の日は日曜日。相変わらずむくはテレビ台の下にもぐっている。 私はあきらめて、隣の部屋のテレビ台が正面に見えるコタツに入って読書をしていた。 何時間くらいたっただろうか、ふとテレビ台の下を見やると、むくと目が合った。 その瞬間、むくは「にゃにゃっ」と鳴いた。はじめて声を出した。 そして一直線に私のいるコタツのほうに走ってきた。 コタツ布団を開けると、中に入って私の足のあいだで眠り始めた…。 そのあとは、どこに行くにも(トイレにさえ)私の後をトコトコとついてきた。 あの「にゃにゃっ」は「ぼくはこの人についていく」という決意表明だったと信じている(笑)。 3日目の月曜日。後ろ髪を引かれながらむくを残し、家を出た。 帰りは小走りで直帰である。 むくはリビングに置かれた専用のケージの隅に小さく座っていた(扉は開いていたのに)。 その不安げな姿を見て、ますます大事にしようと思った・・。 その夜、私のひざの上にのったむくは初めてゴロゴロとのどを鳴らした。猫との生活から離れていて久しぶりに聞いたその音は、最初、何だかわからなかった。 相方が「だいぶ慣れたね」と言ったのを覚えている。 それ以降はもう、(いろいろと病気には苦労したけど)、天真爛漫で元気いっぱいの子猫である。 あのころに比べたら、今はすっかり大人になり落ち着いた。 どれもこれも、懐かしい思い出だ…。 この思い出が今の絆になっているんだな、きっと。
by columbus59
| 2005-04-26 00:40
| 猫
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Comments(2)
おはよう御座います。東京は気持ちの良い朝です。数日、雨が降ってきたり不安定な天気でした。小さい頃のむくちゃん、可愛いですね。守ってあげなきゃ・・って、思わされてしまう。バミって大人になるとまん丸なお顔になるんですね。これじゃ、ママさんもメロメロになるはずだわ(笑)
深夜は3匹居たんですよね、午前2時までは(笑)。私は隅っこで小さくなって寝てます。これから暑くなる一方なので3団子はあまり無いかもしれません。2団子は毎日ですね(笑) ショコラは長旅だったせいか、キャリーから出ると喉を鳴らして私の傍に居ましたが、今は時々膝の上に乗ってきたりするだけですね。 仲良くなって嬉しい様な、ちょっと寂しい様な~複雑です。
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columbus59 at 2005-04-27 23:31
pekoさん、こんにちは。
こちらは今日は一日中雨のようです。昨日は気持ちよく晴れたんですが・・・。 小さいころのむくは、なんかとがっていますよね。耳が大きくて、顔は逆三角形で、なんだかネコ科のサーバル?のような(笑)。 それがいつの間にかまん丸になってしまいましたねぇ…(^^;) むくのビクビクぶりに比べて、ショコラちゃんは最初からバミらしい人懐っこさを発揮したのですね。 2団子はブルース君とミリィちゃんですか?仲いいですね♪ ぜひショコラちゃんも入れてあげて~!なんて(笑)。
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