青土社×猫: ユリイカの猫特集

日本に帰ったときに、ユリイカの猫特集(11月号)を買ってきました!
(店頭ではもう置いてなかったけど、アマゾンで。)

ユリイカといえば、詩と批評をテーマにした雑誌。そんな雑誌が猫特集を組むなんて(嬉)。

内容も、作家の対談あり、学者のエッセイあり、マンガあり、猫が登場する近代文学(の再録)あり…と実に盛りだくさん。猫が登場する文学、絵本、果ては動画のカタログまであるのです。
とくに「ネコ充になるための猫動画ガイド30」は、社会学者が、さながらアカデミックの論文のように真面目な構成で、YouTubeやにこにこ動画などにアップされた人気猫動画を面白おかしく分析していて、すごく楽しめました。

ユリイカを発行している青土社は、私にとっては『現代思想』でおなじみの出版社。
ポストモダンでエッジの利いた、シャープな論考が載せられている雑誌です。

前半の作家たちの対談やエッセイは、雑誌の猫特集によくある内容だけれど、画家クリムトを分析した論考あたりから133ページくらいまでが、青土社の真骨頂という感じでした。

とくにあの、知識人による自意識に満ちた、きどった(ある意味ナルシスティックな)文体。
好きだな~。
そういう文章を書く人が、猫を愛し、飼い猫に翻弄されていると思うと、ますますにんまりしてしまいます。
そして最初の導入部分のエピソードが、ちゃんと最後に周回して言及されて閉じられているという完成度の高さ。猫エッセイといっても手ぬかりない。さすがです。


↓ この表紙の猫ちゃんは、作家 角田光代の飼い猫(たぶん)
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by columbus59 | 2010-12-23 05:47 | ひとりごと | Comments(0)
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