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プリンスエドワード島(3)

カナダは東海岸にあるセントローレンス湾に浮かぶ小さな島、プリンスエドワード島(PEI)の旅行記です。
旅行を計画している人の参考になれば…。

***
記憶の奥から引き出さないといけないくらい時間が経ってしまいました。。。

でも、アンの舞台グリーン・ゲイブルスと違って、島の東部のドライブルートに関しては全くブログ情報がなかったので(もしかして、あまり日本人観光客が訪れていないのかも?)、一応残しておくことにします。


3日めは島の東側の海岸線を走るPoints East Coastal Drive に沿って、シャーロットタウンからPooles Corner まで行き、内陸部の道を通ってシャーロットタウンに引き返してきました。

Points East Coastal Drive は全長475キロ。
おそらく全走破するには、朝7時くらいから出発しなければならないのだけど、私たちは朝10時半くらいにホテルを出て、寄り道しながら行ったので、コースの半分にも到達しませんでした…。

その寄り道先はこちら。
まずはOrwell Corner Historic Village(オーウェル歴史村)。つづいてPt. Prim(プリム灯台)。そしてお昼は苦労して探した挙句、Wood Islands近くにある案内所のなかのカフェ。その後はCape Bearへ。

オーウェル歴史村
19世紀後半の農村風景を再現した歴史村。駐車場に車を止めようと入って行った時、スタッフしかいないんじゃ…?と思うくらいカンサーン(閑散)とした状況に一抹の不安がよぎります…。
入ってすぐの農具等の展示サイトを観た時は、失敗した!と思いましたが、奥に進んで小学校や教会、商店などが現れてくると、結構楽しめました。

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オーウェル小学校(1895年建立)。アンの通った小学校も、こんな風にone-room schoolhouseで、色々な歳の子が(学年別編成ではなく)一緒の教室で学んでいたようです。学年別編成するほど、子どもも先生もいなかったのか、それとも、そういう概念がなかったのか…。
落書きも年季が入っています。
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当時のデパート的商店。何でも売っていた「何でも屋さん」。
近くの建物を見学していたら、往時の村人に扮したおばちゃんが手招きして「おいで、おいで」と(笑)。すごくフレンドリーで丁寧に説明してくれました。暇だったのかな?(笑) ちなみにここで一緒になった観光客ご夫婦はボストンから来たそう。ボストンから(PEIへの)の直行便もあるようです。
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プロテスタントの教会。長老派教会だそうです。

アンには牧師さんと牧師さんの奥さんがよく登場しています。
PEIのあちこちで教会を見かけましたが、プロテスタントだけあって、教会はどれもシンプルな作りであっさりしていました。


敷地内に放牧されているアヒル。
なぜか必死に逃げられました。あんまり動物に嫌われること、ないのになぁ。。

そう、駐車場に黒白のにゃんこがいました。目があったとたん、近寄ってきてすりすり…
痩せているし、お腹を減らしている様子。
でも、手持ちの食べ物といえば、出発前に買ったツナサンドしかありません。しかも味付けされているし、食べるだろうか…と思いながらも一切れ与えると、がつがつと食いつきました。
こんなものまで食べるなんてよっぽどお腹が空いているのか…。

まだ成猫という感じでもなかったので、もしかしたら夏のハイシーズン前に生まれて、観光客に餌をもらって生き延びてきたのかもしれません。
これからの季節、観光客も来ないし、この子はここで生き延びることができるんだろうか。
そう考えると、とても落ち込みました。。。
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プリム灯台
PEIで一番古い灯台らしく、1845年建立。カナダで唯一、レンガ造りの灯台です。
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アンに描かれているとおり、PEIは本当に赤土なんですよ。
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夕食はホテル近くのイタリアンSirenellaで。日本で食べるイタリアンに近い感じで、美味しかったです。
おそらく日本人であるウエイターさんがテーブルを担当してくれたのだけど(日本人の話す英語だった)、私たちは明らかに日本人、でも英語でしか対応してくれませんでした。はるばると遠いPEIに来て、もう日本語は話さないと、決めたのかなぁ…。

ドライブルートは走りやすく、かつ風景が素晴らしいのでおススメです。アンの街とは全く違った楽しみ方が出来ますよ。
次回は国立公園編。
by columbus59 | 2010-10-17 11:40 | 旅行記 | Comments(2)
Commented by birdy at 2010-10-21 11:00 x
むくそらママさん こんにちは~
プリンスエドワード島素敵ですね~。
現代から全く異次元の世界で、赤毛のアンの時代がそのまま残っているような風景ですね~

ほえ~~っとため息が出てしまいます。
日本の田舎と決定的に違うのは光の質なのでしょうね~。

素敵な記事をありがとうございました。

私もぜひいつかは行ってみたいです。
マリラに会いたいなあ~~。どんな人だったんだろうか・・・

むくそらママさん 体調管理気をつけてくださいね。
水戸も大分涼しくなってきました。
夜は猫が3匹で温めてくれます。幸せな時間ですね~。
Commented by columbus59 at 2010-10-21 11:37
birdyさん、こんにちは。
birdyさんに喜んでもらえて、日記を書く励みになります♪
(もう1回続く予定です・笑)


なるほど、光の質ですか。
本当に、同じように自然中心の田舎でも、日本と全然違いますね。
生えてる木も違うからかなぁ?

そういえば、モンゴメリと同居していた祖父母の写真が飾ってありました。お祖母さんの方は、きりりとしていて、マリラっぽかったです。


ほんと夜は体も心もニャンズが温めてくれますね。
なくてはならない大切な大切な存在です。


そうそう、モンゴメリも猫好きだったらしいです!^^
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