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思い出話① -まちがいだらけの動物病院選び-

 日記じゃなくて、過去の回顧録になってしまうが。
 生後二ヶ月くらいのむくが我が家に来たのは3年前の3月だった。最初の二日ほどはとても警戒されてしまい、打ち解けたのは3日目あたりから。
わが家に来た当初から、おトイレのしつけはできていたものの、なぜだか大きい方はしてくれなかった。もしかして便秘?それとも環境が変わって慣れないだけなのかな?心配になりだしたころ、朝起きてむくを見に行くと(その頃はまだ一緒に寝ていなかった)、目の涙腺辺りにぷくっと赤い何かができている。最初は見間違えかと思ったが、小さい顔をよくよく覗き込んでみると、大きな目にやっぱり痛々しい腫れ物が・・・。次の日になっても消えないので、いよいよ病院に連れて行った。我が家に来て、まだ1週間も経たない頃のことである。
 
 動物病院といえば、たしか駅からの通り道にあったな、という程度の認識しかなかった。これが間違いのもとだった。先生1人だけの小さな病院。むくのお腹を触診してこれはかなり溜まっているなぁといい、ヘアボール用のオイルを出してくれた。目の方は、「瞬膜がでてきたんだよ。調子が悪いときはこんな風になるから心配要らない」と言われた。とりあえず、その場は帰ったものの、瞬膜?ちょっと違うんじゃない?という懸念があった。瞬膜は白い膜のようなもののはずなのに、むくにできていたのは赤い水ぶくれのような腫れ物。昔飼っていた猫に出ていた瞬膜とはどうも違う気がしたのだ。

 その診断に疑問を持ったのと、相変わらず便秘状態が続いたので、今度は別の病院を探しそこに連れていった。そこは最初の病院より本格的で、二人の先生の他に、動物看護士さんもいた。あらためて検診してもらうと、まず、便秘のほうは「即お預かりして浣腸します」と宣告された。レントゲン写真を見せられ、腸に写った黒い陰は全部便です、これ以上ためておくのはまずいので、物理的に出すしかないが、一日入院してもらいます、と言われたのだ。目の方は、チェリーアイという診断だった。出目ぎみの犬(ビーグルやプードルなど)によくある病気らしい。ただし、まずは便秘の方を緊急に治しましょう、と言われた。
 小さなむくを病院に残し、私は家路に。もっと早くこの病院に来ていれば・・・とむくに申し訳ない気持ちでいっぱいになった。まだうちにきたばっかりで、やっと私を信用してくれるようになったのにこんな目にあわせてしまうなんて…(≧≦) ゴメンヨー
 次の日、約束の時間に迎えにいった。病院に入ると、奥のスペースに、キャリーのなかで小さく静かにうずくまるむくの姿が見えた。胸が痛くなった。もう一度レントゲンをとり、きれいになった腸の様子を見せてくれた。ずいぶん出ましたよ、小さいのによく頑張りました、と先生は言った。レントゲンでは特に骨の異常は認められない、まだ子猫だから骨盤が狭いし、いきむ力も弱いのだろう。ただし体質だからと放置して巨大結腸症などに進展すると大変だから、高繊維食、お腹のマッサージ、下剤とヴァセリンでちゃんと便通を確保してね、と指導された。そして便秘との共生生活が始まった…同時に、今度はチェリーアイをどう治療するかに話は移っていく。
                     (長くなるので、続きは今度書きます ^^;)
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病院にいっぱい通ったね


 
by columbus59 | 2005-03-31 17:46 | | Comments(0)
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