カテゴリ:猫の慢性腎不全( 3 )

むく、再びニューヨークへ

新年あけましておめでとうございます。

今朝、むくが相方とともにニューヨークへ向けて出発しました。
むくの体調が悪くなってからブログ更新もきちんとできなかったので、ご心配してくださっている方もいらっしゃると思います。申し訳ないです。

結論から書くとむくの腎不全は小康状態で、容体も安定しているため、このたびの渡米となりました。

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1回目の入院は結局8日間に及びました。
入院中の静脈点滴により、クレアチニンの値はかなり下がったものの(まだ基準外)、4.4キロあった体重は退院後に3.9キロまで激減。
さらに入院代は軽くサラリーマンの初任給を超えました。

心臓の肥大はみられなかったものの、左の腎臓にかなり大きなシュウ酸カルシウム結石が見つかっていました。
サイズ的に尿管を通ることは不可能、スルバイト結石とは違い、食事療法で小さくもならないタイプの結石で、この結石によって一時的に腎臓の数値が急激に上昇した可能性があるとのこと。

とはいえ、クレアチニンの値もなんとか下がったし、長すぎる入院はむくにも負担、経済的にも大変だということで、退院し、1週間後に再び血液検査を受けることになったのです。
自宅で飲む薬は、心臓の薬と、血圧を下げる薬の2種類。

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しかし1週間後の検査ではまた検査値が上昇・・・。入院時と同じレベルに。
そのために最低でも週2回は皮下輸液のために通院を開始することに。
そうやってこれまで通院を続けてきました。私には事情があり、思うように体が動かず、親族やキャットシッターさんの助けを借りながら。

その間、何度か血液検査でチェックしましたが、幸いむくの腎臓の値は3台まで落ち着いてきました。
一時は嘔吐も始まりましたが、それもおさまり、食事も、療法食にこだわらず、なんでも食べさせてよい(体重を増やし体力を回復させることが先決)、という病院の指導で、かつおぶしやモンプチをトッピングしたりして、食欲も順調に回復。一方、医療費・関連費は湯水のようにかかり、懐事情は大変でした。

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年末年始、相方がニューヨークから一時帰国して、今朝、ふたたび日本を発ちました。
さんざん悩み、病院とも相談し、その結果、むくをニューヨークに連れて行くことに決めたのです。
ニューヨークでは以前お世話になっていたマンハッタンの獣医さんにかかるために、むくの容体を以前から伝え、日本のカルテも揃えました。
検疫準備も無事済ませ、3度目の渡米です。昨夜、輸液も済ませました。

むくは病院に行く気配を少しでも察すると、体を堅くして緊張状態になるようになってしまっています。私たちがコートを着て、出かける用意をするだけで…。
ニューヨークではできる限り、通院の負担を軽減するべく自宅輸液に切り替えたいと思っています(相方君、がんばって!)。

1日がかりの移動に、むくの体力は耐えられるか?
仕事が忙しい相方に、むくを任せて大丈夫か?
むくとそらが再会した時、うまくいくのか?

不安は尽きません。でもやはり、ベストではないにしてもベターな選択をせざるを得なかった私たち。
そらと私はもうしばらく日本に残ります。

どうぞむくが無事ニューヨークに到着し、安寧な毎日を送れますように!!!

退院直後:
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最近はここまでリラックス:
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by columbus59 | 2014-01-04 10:22 | 猫の慢性腎不全

むくの入院(2)

(続きを書くのが遅くなってしまいました。)

赤坂の病院に到着し、事情を説明してから、色々と体を触ったり(とくに鼠蹊部や、肉球)、熱を測ったり、歩けるかどうかを試してみたり。
でもその時点では、血栓症の明らかな兆候は出ていませんでした。
ただ、これから症状が強く出てくるのかもしれない。その見極めが難しいのです。

他の可能性も考えて血液検査をすることになりました。
「血栓症の可能性を考えて、予防的に飲ませるお薬もありますが、費用も高め(8万)です」という話もあり、それで悪化を防げるのなら飲ませようと考えながら、血液検査結果を待ちました。
さらに心臓部が肥大しているか、エコーとレントゲンも撮ることに。

その結果分かったのは、腎臓の値がものすごく悪いということ。
尿素窒素(BUN)が81クレアチニンが8.6とどう見ても基準値を大幅に超えた最悪な値でした。
むくは8月31日にかかりつけの病院で血液検査をしていて(ブログにも備忘録で残しました)、その際のBUNが37、クレアチニンが2.9だったので、腎不全が進行しているとは言われていたのです。
ただ、おう吐などの症状もなかったので、食事を完全に腎臓食に切り替えるということしかしていませんでした。
今から思えば、この時期から少しずつ治療を開始していれば、ここまで高い値になるまで放置することにはならなかったかもしれない。
多飲多尿や体重減少といった変化にも、もっと気を回せていたかもしれない。

エコーやレントゲンで明らかな心臓肥大が認められなかった時点で、慢性腎不全が急激に悪化したか、あるいは何らかのきっかけで急性腎不全の可能性が高いということが分かったわけですが、心筋症という持病もあり、血栓症で急変する可能性がゼロになったわけではない。

けれどもおそらくこれだけの腎臓の値だと、本猫的にもかなり気持ち悪くなるらしく、腎臓の治療はすぐに始めた方がよい、と。心筋症持ちの子の心臓への負担を減らしつつ、腎臓の値を落ち着かせるためには、少量ずつ、静脈点滴をすることがベスト(逆に言えば、それしか治療法がない)とのことで、むくをその晩から入院させることになりました。

治療はワンクール4日間。
静脈に留置針を置き、24時間少量ずつ点滴を行います。
おそらく原因は腎臓だろうという結論が出つつありましたが、たとえもし心筋症の発作が出てしまったとしても、24時間体制で診て頂けるために安心であるということで、その晩、私はむくを残してひとり帰宅しました。
4日間の点滴で値が下がれば少し安心、もし下がらなければまた相談ということになったのです。

帰って相方に電話で報告しながら大泣きしました。
むくが大好きだった相方がいなくなってから、私自身も余裕がなくなり、自分のことに精いっぱいで、むくの異変に気づいてあげられなかった。

続きます。
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by columbus59 | 2013-11-10 14:57 | 猫の慢性腎不全

むくの入院(1)

相方が渡米してから40日余りが過ぎました。
いないときに限っていろんなことが起こるものです。
私は体調を崩し、なかなか体が思うようにならず、しばらく休養したりしていましたが、仕事にも復帰し、ようやくペースをつかめてきたかなと感じていた矢先、むくが入院する事態となりました。

帰宅後、むくの様子がおかしかったのです。
何かにおびえている感じ。撫でてみてもゴロゴロはなし。鼻先もかわいているような。
「何か怖いことでもあったのかな?」・・・そんな風に思っていました。
が。20時過ぎにトイレに立ったむくの足元がふらついているのを目にし、これはまずいと。
まず脳裏に浮かんだのは、心筋症による血栓でした。
血栓症だとすれば一刻を争う事態。
すぐにかかりつけ医に電話するも留守電。
藁をもすがる思いで、留守電にメッセージを残しました。
それからしばらくして、留守電を聞いた動物看護士さんから電話がかかってきました。
すでに診療は終了しており、夜間救急も受け付けてないとのことでしたが、24時間対応の都内の動物病院をふたつ紹介してもらえました。

そのうち、我が家から近い方は、以前、シカゴへの渡航(検疫)準備の際にお世話になった病院。
すぐに電話して、受け入れてもらえることを確認。
むくをキャリアーに入れ、タクシーを呼んで、家を飛び出しました。
自分の体調の不安は大きかったけど、頼れる人がいない。
そうなると迷っている時間はなかったのです。

長くなるので次回に続きます。
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by columbus59 | 2013-11-01 22:27 | 猫の慢性腎不全