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癒しの存在

 イギリスにあるサマリタンズというボランティア団体を紹介した番組を見た(NHK「地球街角アングル」)。サマリタンズは世界に先駆けて、約50年前に「命をつなぐ電話」を設置した団体だという。
The Samaritansという協会名は、聖書の'Samaritan' =良きサマリア人;困っている人に親切な人、から由来しているようだ。
 自殺を考えている人から約7秒ごとにかかってくる電話。それをボランティアが受ける。24時間、365日体制で運営されている。イギリスの自殺者総数は減少傾向にあるというが、反対に、30代以下の若い男性の自殺率が増えているのだそうだ。
 
 決して説教はしない、相談者に話の主導権を握らせる。だけど、ただ「うん、うん」と聞いているだけではなくて、とりうる選択肢を一緒に探していく。 ボランティアのそんな姿勢を 'active listening' と表現していた。このような姿勢を貫くのはきっと簡単なことじゃない。自殺を考えるほどの重い重い心のうちを聞くこと自体大変なことだろう。
毎年ボランティア志願者は8千人にのぼるが、厳しい審査をパスした候補者たちは1年にわたる研修を受けるという。実際ボランティアになってからも、ロールプレイの訓練を重ねる。
電話がかかってきたとき、ボランティアはこう電話口に出ていた。
" The Samaritans. Can I help you?'  
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←私の癒しのもと。









active listeningをしてくれるわけではないけれど、むくに頬ずりして愚痴れば、なんだかほっと一息つける。トコトコ小走りであとをついてくる姿や、幸せそうな寝顔のおかげで、普段から心あたためてもらっているのかも。
今のところ、「遊んで!遊んで!」とせがまれることが多いけれど…(苦笑)。私の方こそ、むくにとっての癒しのもとになり得てるかな?
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ねぇ、遊ばないの?
by columbus59 | 2005-03-02 16:30 | ひとりごと | Comments(0)
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