水族館@品川に行った。
実は相方との2度目のデート?で行った場所。あまりにも昔のことすぎて、細部は全然記憶にない(。-_-。) 秋の行楽地へ!と色々と候補を考えたのだけど、どこも混んでるだろう、車がないので遠すぎる…などの理由により候補地が次々と却下され、結局水族館になった。小さいところだけど、連休中なので、親子連れでいっぱいだった。 魚も面白いけど、メインは哺乳類! ゴマフアザラシに、アシカに、イルカに…つぶらな瞳がかわいいなぁ…。 アシカショーはすでにいっぱいで殆ど見られなかったので、イルカショーはかなり前からベンチに座り、少々狭いプールを自由に泳ぐイルカを見て過ごす。たった10分のショーなのだが、やっぱりイルカはとても賢い。 健康チェック そうえいえば、数日前の新聞に、9月にある港で行われたイルカ漁のことが出ていた。 イルカの漁があるなんて事実は知らなかったが、捕獲されたうち、数匹は水族館などに買い取られ、残りは食用になるらしい。 一部の海沿いの地域ではイルカの切り身がスーパーで売られているそうだ(生姜とともに味噌汁の具とするのが一般的な食べ方)。 そういう話を初めて聞く身としてはやはりショックではある。でも、イルカを食用とする文化を安易に否定も出来ない。 新聞ではふたつの点で議論が巻き起こっていると書かれていた(すでに記事は手元にないので、詳細は覚えていないが)。 ひとつは、含有水銀の問題。イルカの体内に含まれる水銀は、欧米では禁止されている高レベルで、妊婦などにはかなり危険である可能性が高いということ。 もうひとつは、倫理的な問題。捕獲、解体(屠殺)方法が、苦痛を伴うものとして、動物保護団体が野蛮だといって抗議している。 水銀の問題はきっちり調査して、基準を明確にすべきだと思う。 難しいのは倫理の問題。先ほども書いたとおり、かわいそうだという理由で、簡単に食文化を否定は出来ない。鯨、犬…先進国からはバッシングされる身近で知能の高い動物を食用とする国は沢山ある。でもそれを、野蛮だという先進国のスタンダードで切り捨ててしまったいいものなのか、私には分からない。自分だったら絶対しない、食べない、そう言えるだけだ。 処理方法が苦痛を伴うものであること。これは何とか別のいい方法がないものかと思う。 水族館のショーは人気のパフォーマンス。 でも、もちろんすべての生き物が水族館で生まれるわけはなく、捕獲され、自由を奪われて連れてこられる。そして狭い空間での生活を余儀なくされる。捕獲時、移送中に死んでしまう生き物もいる。 動物園も同じかもしれない。 そう考えると、動物園反対!水族館反対!と感情的になってしまいそうだけど・・・。 絶滅危惧種の保護と保存の役割も果たしている。 すでに身近ではなくなってしまった動物たちを知り、地球の共生を考える機会も提供してくれる。傷ついた野生動物を一時的に保護、収容してくれる。 水族館、動物園の明と暗の部分。 確かにまだまだ日本の多くの動物園、水族館は、欧米のそれと比べて動物保護という観点からは立ち遅れている。 水族館での楽しいひと時を過ごしながら、こうやって思いを馳せてみることも大事なことなのかもしれない。
by columbus59
| 2006-11-04 22:31
| 散歩道
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Comments(4)
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peko
at 2006-11-05 11:22
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おぉ~~水族館ですかい(笑)
随分行ってないですねぇ(^_^) どうしてかと申しますと、ダイビングして魚の居る場所に行ってたからです。 かなり海外でも潜ってて、、水中でイルカやアシカの子供と遭遇したり、ハンマーヘッドシャークの居る場所にも行きました。 イルカには軽く遊ばれた・・・感じです、アシカの子供は好奇心旺盛で、フィン(足ひれ)を引っ張られたり背中を叩かれたり(爆) そういや・・・亀に抱きつかれた事もあったっけか・・(シパダンにて) 楽しかったですが、仕事が多忙になり・・にゃんこも居ますので4年近く海には行ってないです。 水族館は、それとは違いますが楽しいと思います。 今、行ってみたい水族館は沖縄の「ちゅらうみ水族館」です。 素敵な休日を過ごされたんですね~~~。
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columbus59 at 2006-11-05 19:06
>pekoさん
ダイビング、いいなぁ~~!自然の状態の魚やイルカなどと一緒に泳ぐのってすごく楽しそうです。 私、普通の亀には興味ないんですけど(笑)、海カメには妙に心惹かれるんです。なんだかとっても不思議な存在で。。 pekoさんは多彩な趣味があっていいですね♪ 確かに猫がいるとあんまり泊まりの外出はできないですよね。 キャットシッターの利用はどうでしょう?
むくママさん こんにちわ
私の住まう茨城県そして青春を過ごした千葉県ではリアルにスーパーでいるかの切り身が売られています。 でも、買っている人を見たことはありません。 ものすごいリアルな質感ですよ。 どうやってそこまで切り身となってやってきたのかは不明ですが、確かに売られています。 でも、我実家は両親とも静岡出身なので、イルカを食べる習慣はなく・・・ いまだ口に入れた事はありません。 鯨と似ているのかな? 水族館は大好きでよく行きます。 どこからこの動物達はやってきたのかしら?と思う事も度々ですが、 ここへ来たからには、幸せに暮らして欲しいと思いながら見ています。 私に出来る事は、機会あるごとに、足を運んで入場料を払うことくらいですが。
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columbus59 at 2006-11-06 19:06
>birdyさん
実物をご覧になったことがあるんですね。 私がよく行くスーパーでは売られてないようで、いまだ見た事がありません(多分。見逃してるかも…。)売られてるって事は地域的な需要があるんでしょうね。 私が小学生の頃は鯨の肉が給食に出ていたような記憶があります…。そして日本史の資料集にも江戸の鯨漁の絵が出ていたような…。 議論の一つ目、食べる是非については、簡単には判断できない問題ですね。 議論の二つ目は…きっと動物園や水族館に引き取られた生き物たちは、飼育員さんによって愛情もって育てられてると信じたいな(悪徳業者も中にはいそうですけど)。願わくば、どうやって生き物たちが今、ここにいるのか、子どもたちにも、そして大人にも、伝えることができるような展示があれば、事実を知り、考えるきっかけを与えてくれると思いますが・・・。
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