むくの入院(2)

(続きを書くのが遅くなってしまいました。)

赤坂の病院に到着し、事情を説明してから、色々と体を触ったり(とくに鼠蹊部や、肉球)、熱を測ったり、歩けるかどうかを試してみたり。
でもその時点では、血栓症の明らかな兆候は出ていませんでした。
ただ、これから症状が強く出てくるのかもしれない。その見極めが難しいのです。

他の可能性も考えて血液検査をすることになりました。
「血栓症の可能性を考えて、予防的に飲ませるお薬もありますが、費用も高め(8万)です」という話もあり、それで悪化を防げるのなら飲ませようと考えながら、血液検査結果を待ちました。
さらに心臓部が肥大しているか、エコーとレントゲンも撮ることに。

その結果分かったのは、腎臓の値がものすごく悪いということ。
尿素窒素(BUN)が81クレアチニンが8.6とどう見ても基準値を大幅に超えた最悪な値でした。
むくは8月31日にかかりつけの病院で血液検査をしていて(ブログにも備忘録で残しました)、その際のBUNが37、クレアチニンが2.9だったので、腎不全が進行しているとは言われていたのです。
ただ、おう吐などの症状もなかったので、食事を完全に腎臓食に切り替えるということしかしていませんでした。
今から思えば、この時期から少しずつ治療を開始していれば、ここまで高い値になるまで放置することにはならなかったかもしれない。
多飲多尿や体重減少といった変化にも、もっと気を回せていたかもしれない。

エコーやレントゲンで明らかな心臓肥大が認められなかった時点で、慢性腎不全が急激に悪化したか、あるいは何らかのきっかけで急性腎不全の可能性が高いということが分かったわけですが、心筋症という持病もあり、血栓症で急変する可能性がゼロになったわけではない。

けれどもおそらくこれだけの腎臓の値だと、本猫的にもかなり気持ち悪くなるらしく、腎臓の治療はすぐに始めた方がよい、と。心筋症持ちの子の心臓への負担を減らしつつ、腎臓の値を落ち着かせるためには、少量ずつ、静脈点滴をすることがベスト(逆に言えば、それしか治療法がない)とのことで、むくをその晩から入院させることになりました。

治療はワンクール4日間。
静脈に留置針を置き、24時間少量ずつ点滴を行います。
おそらく原因は腎臓だろうという結論が出つつありましたが、たとえもし心筋症の発作が出てしまったとしても、24時間体制で診て頂けるために安心であるということで、その晩、私はむくを残してひとり帰宅しました。
4日間の点滴で値が下がれば少し安心、もし下がらなければまた相談ということになったのです。

帰って相方に電話で報告しながら大泣きしました。
むくが大好きだった相方がいなくなってから、私自身も余裕がなくなり、自分のことに精いっぱいで、むくの異変に気づいてあげられなかった。

続きます。
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by columbus59 | 2013-11-10 14:57 | 猫の慢性腎不全
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