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自戒をこめて?

 二子山親方が亡くなったらしい。それも55歳という若さで。口の中のガンなんて、さぞ大変だったに違いない。次男の貴乃花親方が「こんなにあっけないものなのか」と言っていたのをニュースでみたけれど、本当に人の死とはこんなにもあっけないものなのか…。
 
 昔から相撲には興味がないが、10数年前?の若貴ブームを思い出した。あの時代は、相撲ファンじゃなくても、あの兄弟の影響で、良くも悪くも相撲界が身近だったように思う。連日の過熱報道を尻目に、「お兄ちゃん、弟に比べたら不細工でかわいそうだな~」、そんな風にいわば覚めた目(?)で眺めていた。

 そんなシニカルな見方がミーハーなものにかわったのは「貴花田」の婚約発表ごろからだっただろうか。人気女優との電撃婚約には度肝を抜かれた。
当時学校で、相手の女優(アイドル?)に似ていると言われていた私は(あくまで当時です。笑って流してね^^;)、そのヒトがあんな若さで結婚する、しかも相手が貴花田ということに二度びっくりしたのだ。そしてまた、突然の婚約解消にも度肝を抜かれた。
 
 「理想の家族」と言われた一家に、その後まるでドラマ仕掛けのように、次から次へとスキャンダルが持ち上がったことにも驚いた。そして今回の報道を見ていても、兄弟の仲は依然冷え切っているという。

 貴乃花親方は、きっとすごくまじめで信条を持ち、自分のやり方を信じて貫き通したいタイプなのだろう。私もそういう頑ななところがあるので理解はできる。 そういうタイプの人間から見たら、確かにお兄ちゃんタイプの人間は受け入れがたい存在なのだと思う。
 だけど世の中、自分の思い通りにいかない存在があって当然ではないだろうか。必ずしも誰もが、同じ価値観を共有しているわけではないし、自分の価値観がいつも「正しい」わけではない。そしてこういうタイプの人間は、自分のやり方を周囲にも強要していることにしばしば気がつかない。
 相撲一家に育ち、相撲一筋で育った彼にとっては、そういうことを教えてあげるひとはいなかったのだろうか。彼に比べたら、よっぽど世間慣れしてそうな年上女房・景子夫人は諭したりしないのだろうか。

 余計なお世話だ(笑)。そうとは知りつつも、今回の一件で、思わずそんなことを考えてしまった。
by columbus59 | 2005-06-01 21:55 | ひとりごと | Comments(0)
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